着物と日本髪と変身体験が大好きなぷにすけです。
舞妓さんのお支度をしたら、当然ですが写真を撮ります。なんだかよくわからなくても、基本的なポーズなら、だいたいお店の人が付けてくれますし、とりあえずは安心です。
でも、お店の人が一通り撮り終わって「あとはご自由にどうぞ~」ってなったときとか、自分たちだけで写真を撮ることになったとき、どうすれば「らしい」感じになるんだろう?
そんな方に、少しでもお役に立ちそうなポージングについて。今までの経験を元に、ちょっと具体的に書いてみようかなと思います。
まあ本来は、どんなポーズだろうが自分の好きなように、撮りたいように撮ればいいわけで、ここでもっともらしく書くのもなんですが(^_^;) 以下は、少しでも「舞妓さんらしく」写りたい方向けな内容です。
まずは舞妓さんの座りポーズ(芸妓さんも応用可)
よく見る、しかも簡単な「らしい」基本ポーズがこちら。
お袖を前で重ねて手を隠し、正座。(手は隠すのが基本。)本物の舞妓さんもよくこのポーズで写真に写っています。
正面だけだと、いかにも記念写真ぽくておもしろみがないのでちょっと斜めから。
同じポーズでも、向きや角度を変えるだけで雰囲気ががらりと変わります。
そしてこれも比較的わかりやすくて「らしい」座りポーズ。
お座敷に入るときや舞を舞う前、お客様にご挨拶するイメージでやってみるといいですよ。
とりあえず指先はきちんと揃えるとキレイ。
簡単そうに見えて、キレイに見せるのは実は意外に難しいポーズだと個人的には思っていますが。
この辺は、お店の人にポーズを付けてもらうときにも、よく指示されるポーズです。いろいろなポーズの基本になりますし、自分でもスッとできたらやっぱりいいですよね。
どのポーズも、姿勢を良くして、背筋を伸ばして、でも肩に力は入れず、気持ちあごは引き気味の方がいい感じです(・∀・)
舞妓さんの立ち姿(もちろん芸妓さんでもOK)
続いて立ちポーズです。
室内撮影なら、裾引き姿の写真は外せません。このお引きずりの衣装も、舞妓さんならではなので。裾がくちゃっとならないよう、キレイに拡げるのを忘れずに。
ちなみに足は、つま先を開かず、気持ちカタカナの「ハ」または「イ」の字を意識するとキレイ。上に写真みたいに片足のつま先だけちらっとのぞかせるのが個人的には好み。ここでも、手は重ねたお袖で隠します。
ちなみに私は、この立った状態でお袖を重ねるのがどうも上手くできない‥。
そして後ろ姿も外せません。舞妓さんの象徴「だらりの帯」をぜひ。着物の裾模様も後ろからの方がよく見えます。
真後ろだけでなく斜めの角度から撮ったり、顔だけこちらを向けて見返り美人風にしても。これだと顔とかんざしも写るのでオススメです。
赤い毛氈をひいた長いすに座っている舞妓さん。横に並んで一緒に写真を撮れる系のイメージ。こんな風に椅子に座るパターンにも応用可です。
かんざしを直すポーズ
舞妓さんがかんざしをなおす様子。これも写真集などでよく見る定番ポーズです。
一人でもいいし、二人なら「お姉さん舞妓さんが妹舞妓さんのかんざしを直してあげる」みたいなシチュエーションになります。
なお、かんざしを直すポーズを撮るときに本当にかんざしを抜き差しするのはNGです!慣れてないと、そもそもうまく挿せないし、かんざしを落としたりカツラを痛めたりすることにつながります。あくまでも「ふり」だけ。軽く手を添える程度にしておきましょう。
もしかんざしが落ちてしまったら、自分では挿さずお店の人に挿してもらいましょう。
ポーズがかわいく見えるひと工夫
以前某テレビ番組にて、アイドルの振り付け師の方が「顔付近に手をおくとかわいく見える」と言っていました。
なので女性アイドルのダンスを振り付けるときには、顔の周辺で手を動かす振りを多く入れるんだそうです。
というわけで実践してみました。
お姉さんが妹のかんざしを直してあげている様子ですね。これに、「手を顔の近くに持って行ってくれませんか(゚∀゚)!」と、お願いして撮らせてもらったのがこちら。
手の動きがついただけで、結構雰囲気変わりますよね。
一枚目は一枚目でいいんですが、こちらはこちらで画面全体に動きが出て、想像力をよりかき立てられるというか。実際には一枚目よりずっと「わざとらしく」とったポーズなのに、そう見えませんし。そして確かに、手の表情がつくことによって女の子らしさがより強調されている気がします。
「定番ポーズにもう一工夫」なら、まずは「手を顔の近くに持って行く」ですよ(゚∀゚)!
続いて屋外編に行きます。