着物と日本髪と変身体験が大好きなぷにすけです。
日本髪をほどいたあと、何で髪を洗うのか。地毛で日本髪を結う上でのお悩みネタの一つです。ここでは、日本髪を楽しんだ後の髪の洗い方について、私の試行錯誤の記録を載せておきます。
↑の「日本髪をばらしてみたら」の写真の元の髪型は「水車」という髪型です。以下のリンクから見られます。
日本髪は髪を油で固めて形を作る
大前提として、どうして日本髪は洗うのが大変なのかというお話から。
伝統的な手法の本式結髪の場合、鬢付け油をこれでもかってくらい髪になじませてから結います。その油を落とすのが大変なわけです(^_^;)
シャンプーで2~3回洗ったくらいでは全く落ちません。頑張ってある程度までは落としても、数日は「しっとり感」が残る感じ。さらさらにはとてもなりません。
その点新日本髪は、普通のアップスタイルと同じでスプレーなどで固めるだけなので、洗うのは楽です。
髪についた油を落とす方法あれこれ
よく聞くのは「食器用洗剤で洗う」です。
確かに、油汚れに強い!
ひたすら髪に洗剤をなじませて油を落としていきます。これだって、決してすんなり楽々と落とせるわけじゃありませんが。
なお、洗うのはあくまでも髪だけで。普通のシャンプーみたいに頭皮までガシガシ洗わないように気を付けます。
このほか、やはり舞妓さんの変身体験で髪を結ったことのある方々に聞いた方法としては
- 先にリンスで洗ってからシャンプーで洗う
- とにかくひたすら何度もシャンプーで洗う
- メイククレンジング用のオイルを使う
などなど。
私も上記すべて試しましたが、どれも仕上がりはいまいち。
もっともスタンダード?な食器用洗剤で洗い上りがいまいちなのは、単に自分の根気が足りないせいだとも思っていますが(;”∀”)
私が一番うまくいった方法
さて、基本面倒くさがりで、落ち具合がいまいちでも「もういいや…」となりがちな私。
ペンション祇園(芸舞妓のお部屋)さんで本式結髪をするにあたり、「さて今回はどうやって落とそう」と考えました。
この時結った髪型はこちらの「おふく(レトロバージョン)」です。
とにかく、これまで試した中にお気に入りの方法はないわけで。
食器用洗剤はやはり気が進まず、とは言え普通のシャンプーではなかなか落ちないのはわかっているわけで‥。。
そこで、手元に試供品がいろいろあったこともあり、今回はクレンジングオイルに再チャレンジすることにしました。
もちろんそのままではなく、改善点もいくつか。
1.まずオイルの量を増やすことに。(試供品3袋用意)
2.さらに、頭皮の汚れを落とすためのオイルも併用。
↑使ったあとシャンプーの泡立ちがよいので、実際には頭皮だけでなく髪の汚れも落としているっぽい。
3.頭皮ケア用のパックもついでに使ってみる。
↑意味があるのかは不明だが皮脂・汚れ吸着と書いてあったので。
まあどうせ試供品だし、とにかく使えそうなものはみんな使ってみようというヤツですヾ(*゚ω゚)ノ
で、
結果は過去最高の洗い上がりでした(゚∀゚)!
頭皮用のオイル→クレンジングオイル(2袋で済んだのか3袋使ったかは忘れましたが)→シャンプー→パック
の順番(パックがコンディショナー代わりにもなるのでコンディショナーは無し)で洗いましたが、思った以上の洗い上がり。且つ所要時間も短めで大満足でした♪
正直、クレンジングを増やしたのが良かったのか、頭皮用のオイルがいい仕事をしたのか、パックは本当はいらないのか、全部そろってこの成果なのかは次に何かを抜いてみないとわかりませんが。
でも初めて、「次もこれで行ってみよう!」という成果に行き着けてうれしい限りです(´∀`*)
余談 お店で洗った時はこうでした
すでにないお店ですが、紅先笄さんの場合は体験後にお店で髪を洗ってくれるので、その辺のお悩み皆無で体験できました。
美容室仕様のシャンプーを使っているらしく、あれだけ油をなじませた髪もほぼさらさらに戻っていてびっくり。
華陽さんの場合も、やはりお店に美容室仕様のシャンプーが置いてあり、結構いい感じにまで落とせました。
そういえば、この「美容院仕様」のシャンプーって個人では買えないのかな?要調査。