着物と日本髪と変身体験が大好きなぷにすけです。
2024年冬の「スタジオ心嵐山」での体験レポ後編です。
「着物コーディネートプラン」に続いて、今度は芸妓さん体験プランです。
今度はお馴染み(笑)の芸妓さん体験
「着物コーディネートプラン」で、いつもの変身体験とはガラッと違った姿を堪能。
先ほどまでのメイクはきれいに落とします。
今度はお馴染みの芸妓さん体験です。
メイク担当さんも別なスタッフさんに変わり、気持ちも新たにお支度スタートです。
まずは下地のびんつけ油を塗ります。
続いて白粉。

先ほどとは打って変わって、私にとっては見慣れた白塗りメイク。
でもやっぱり、お店や描く人が変わると雰囲気も変わりますね。
こちらのお店は、舞妓さんの場合は基本半カツラですが、芸妓さんは全カツラ。
カツラの下地は、ネットで髪をまとめて顔を描いてから羽二重をつけました。
なので、羽二重でのリフトアップはなし。
この辺の手順はお店によって違うところですよね。
というか、こちらのように羽二重はつけないスタイルかと思ってたので意外でした。
気になるカツラのほうは…
そして肝心のカツラ。
これはもう…、最初から期待していなかったので許容範囲です。
親切なことに、お店のサイトに最初から書いてあります。
- 大きさは大中小のみで、頭にぴったりとはいかないこと
- 合っていなくても写真では修整してくれること

わかった上で行っているから何も問題ありません。
個人的には、こういうことをきちんと書いておくのがすごいと思っています。
だって書いてないことのほうが圧倒的に多いから。
私の場合は、一番小さいのだとちょっと浮くような感じでしっくりこず、中くらいのだとちょっと大きい、という感じでした。
なので中くらいのサイズで決定!
カツラは単純にハチの大きさだけでなく、頭の形や髪の量も関係してくるし、見た目にも顔に合う合わないなどもあってなかなか難しいのです。
こちらも気になる衣装のラインナップ
メイクが終わると、いよいよ着付け。
「だろうなあ」と予想はしてましたが、やっぱり衣装の種類はあんまり多くなかったです( ̄▽ ̄;)
色も黒とか暗めの色が多め。
どうしようかなあと迷いましたが、やっぱり「芸妓さんの着物は黒とか暗い色が定番」というのに抗いたくて(笑)、何としても明るい色を!と、こちらのクリーム色の着物を選びました。

正直、着てしまうとあまり柄が見えなくて、かなりおとなしい印象の着物なんですが、裾にはこんな感じに上品な柄が入っていました。
帯も迷いましたが、結局こちらのオレンジ系?で同系色にまとめました。

なんか、芸妓さんの帯にしてはお太鼓が小さいのが気になりました(;’∀’)
使っている帯が芸妓さん仕様の帯じゃないのかもです。
スタジオで写真撮影です
お支度が出来上がり、いよいよ写真撮影です。
今回は室内撮影のみのプラン。
芸妓さんの場合、スタジオは和室と決まっているようで、予約時にもスタジオの選択項目はありませんでした。

お支度も背景も、一つ目の着物コーディネートとは違う仕上がりになってうれしい
撮影のスタッフさんも、先ほどとは別のスタッフさんです。
今回も、撮影に使いたい小道具を先に選んでから、スタッフさんの指示に従ってポーズをとり、撮影をしていきます。
ポーズはもちろん、目線や首の角度、手元や指先など、かなり細かいところまで指示してくれるので、初めてでも安心です。
しかし、先ほどの着物コーディネートプランはお支度自体が初めてのものだったので、ポージングがいつもと違うなあと思うのは当たり前ですが…。

芸妓さんのほうも、いつもやってるポージングとなんか違う(;’∀’)
目線とか首の角度とかの指示が、もう全然違うんですよ。
むしろ自分が今までやってたのとは真逆ってくらい。
余りに自分がやろうとすることと逆の指示をされるので、かなり戸惑いました。
これどんなふうに仕上がってるんだろう?って思いながら。
仕上がりの想像がつかないのが、逆にすごく新鮮。
面白いなあと思いました。
以下スタジオ撮影の写真です。


この、傘が透けてるのいいですよね。
すっごく雰囲気あります。

顔がほとんど隠れてるのに(いやむしろ隠れてるからかw)気に入っている1枚。

小さなスタジオで撮った写真とは思えない、お部屋の奥行きを感じる1枚。
全体的には、陰影の効いた雰囲気のある仕上がりの写真です。
ポーズについては、写真を見て「ああ、なるほどこうなるのか」って思いました。
出来上がった写真は、撮影中に感じていた違和感が嘘のような、ずっと「それらしい」写真。
皆さん写真を見ても、私が「うわー、いつもと違うーーー!!!」って感じてたほどには「違う」って思わないかもですね。

ホントいろいろ勉強になりました
芸妓さんは、写真を基本料金で4枚選べます。
ポーズ自体はもっとたくさん撮っていますが、またまた基本料金内で選べる数だけ頑張って選びました。
でも絶対もっと欲しくなってしまうので、こちらも追加できるくらいの予算を組んでおくことをおススメします!
スタジオ撮影の後は、またまたフリー撮影のブースで撮影してもらいました。

今度は背景有りのほうで。
花魁だと、ちょうどよさそうな背景ですね。
写真を見ながら思った今回の反省点を1つ。
なんか、
どうせもともと嫌というほど大人なんだし、芸妓さんという大人っぽい格好なのだから、メイクはむしろ「かわいく描いてください」とお願いしてちょうどよかったのでは?
なんて。
まだまだ奥が深いぞ、芸妓変身体験。
芸妓さんプランまとめ
芸妓さんプラン、体験してみた感想ですが、このプランを目的にわざわざこのお店に来るものではないんだろうなというのが正直なところです。
あくまでもメインは舞妓さんで、芸妓さんはおまけ的なプランと割り切ってらっしゃるのだろうなと。
衣装にしてもカツラにしても、舞妓さんのほうはずっと品ぞろえが充実してますのでね。
衣装もいろいろあるところから選びたいし、カツラもちゃんと顔に合っててほしいとか、こだわりの芸妓さん体験をしたい方にはおススメしません。
すでにこちらであれこれ体験しているリピーターさん向け。
もしくは芸妓さん単独ではなく、舞妓さんや花魁、着物コーディネートなど、他のプランに加えて違うのもやりたい人のためプランという気がします。

複数プラン体験で割引がありますし、舞妓さんとお色直し的に楽しむのもいいですね。
「スタジオ心嵐山」体験まとめ
この日「着物コーディネート」と「芸妓さん」の2つのプランを体験した私。
芸妓さんプランの写真撮影後は、まずメイクオフ。
そして着替え。
そして今度は2つのプランで撮った写真のデータを見ながら、購入する写真選び。
写真は当日渡しのため、選んだあとはプリント待ち。
しかしこれも、きちんとレタッチしてからプリントしてくれるので、すぐではありません。
なので、体験後も結構時間がかかります。
写真選びがスムーズに進めばいいのですが、あれこれ迷うとその分さらに時間がかかります。
私も午後一の枠で予約していたのですが、やはりかなり時間はかかり、閉店時間まで滞在することになりました。
なので、体験に要する時間(お店に入ってから出るまでのトータルの時間)は、かなり余裕を持っておいたほうがいいかもしれません。

変身体験の後の予定の入れ方とかね。
こちらがアルバムです。


それぞれのプランごとに1冊ずつ。
並べて見ると、改めて対照的な仕上がりが面白いですね。

全然違う仕上がりにしたかったので大満足です!
スタッフさんは皆さんとても感じがよく、接客も丁寧です。
嵐山という観光地、しかも嵐電嵐山&渡月橋近くなので、観光目的の一見客相手の商売してもいいのに全然そういう感じじゃありません。
メイクの時も写真撮影の時も、ものすごく褒めてくれる。
ただ自分よりずっと若くてかわいいスタッフさんに「かわいい、かわいい」言われるのは、正直気恥ずかしい部分もあったりますが…( ̄▽ ̄;)

悪い気はもちろんしないので、お言葉ありがたく受け取っております
お店はキレイで、お掃除も行き届いてて、鏡の前に並んだメイク道具もよく整理されていてすごいなあと思いました。
洗面台たくさんあって、タオルとかアメニティも充実。
この日はそうでもありませんでしたが、場所柄、お客さん来るときはいっぱい来るんだろうなあって感じです。
サービス内容、お店の雰囲気など、いろいろなところが「今時」のお店って印象でした。
変身プランに関して言えば、ここは何と言っても種類が色々あって、一つのお店で変身体験の「はしご」ができるのが魅力的!
はしごではネックになる移動時間は無いし、複数プラン体験の割引もあり。

交通費節約して変身体験したい変身オタクには、とってもおいしいお店です。
リピーター割もあるから、いろいろなのを一日で楽しむのはもちろん、何度も足を運んで楽しむのもありです。
舞妓、芸妓変身体験に関して言えば、本職さんらしさを求める人が行くところではないですが、それを承知でいくなら全然あり!
普段と違った姿を楽しむ変身体験施設としてはかなり楽しめます。
私個人としては、白塗り系なら舞妓・芸妓はもういいので、次は花魁かな。
「心嵐山」店さんには、あの高下駄で野外撮影もできるプランがあるのです!
花魁の場合、お支度はできても野外撮影はできないことが多いので。
そして心さんグループの花魁プラン、正直肩やら脚やら出すのはやりたくないんですが、この嵐山店だと襟をちゃんとつけて、白塗りで古典花魁な仕上がりにしてくれるオプションプランがあるんですよ!
やっぱり舞妓さん・芸妓さんプランやってるから、白塗りできるスタッフさんが常駐してる強みってこと?
あと、やっぱり着物コーディネートは違うのをもっとやってみたい!

というわけで嵐山店さん、また行きまーす。