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舞妓さんができるまで~舞妓変身の過程をご紹介~

着物と日本髪と変身体験が大好きなぷにすけです。

舞妓変身体験、実際にはどんな感じに舞妓さんの姿が出来上がるの?というわけで、気になる変身の過程をご紹介。お店によって異なるところも加えながらわかりやすくご説明します。

ぷにすけ
ぷにすけ

見るだけで体験した気分になれるかも?

写真はお店の方に許可をいただいて撮ったものです。モデルはすべて私ぷにすけです。

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肌着に着替えます

  • 舞妓さんのお化粧は、顔だけでなく首や背中も塗ります。なので、まずは着てきた服から肌着に着替えます。
  • これはお店で用意してくれることがほとんどなので、自分で持っていく必要はありませんが、中には肌襦袢と足袋を持参する必要があるお店もあるので(持っていない場合は別途レンタル料がかかります)要確認です。

来店時のメイクはすべて落として素顔になります

  • おしろいを水で溶いて塗る水化粧は、きれいに顔を洗ってから始めます。化粧水もつけません。
  • 水化粧ではなくドーラン(油性)を塗る場合、軽めのメイクなら来店時のメイクそのままで始まる場合もあります。

髪をまとめます

  • カツラをつけるので髪をまとめます。全カツラの場合は全部、半カツラの場合は生え際を残して髪をまとめます。
  • 半カツラの場合、お化粧の前のこの段階でカツラまでつけてしまうお店もあります。

白塗りのお化粧をします

全カツラバージョンの様子

全カツラなので自分の髪は全部まとめてしまいます。写真は夢工房さんで体験した時のものです。

髪がまとまったらメイク開始。まずは下地をつけます。

白粉を塗ります。まずは後ろ側を背中から首筋にかけて、舞妓さんと同じように襟足の二本足を残して塗っていきます。

顔にも白粉を塗ります。

さらに粉をはたいて白塗りが完成。続いて目元に赤くアイシャドウを入れます。

眉を描きます。だんだん顔がはっきりしてきました。この時点でそうとう元の顔とは異なった顔に(笑)。

アイメイクをアイライン・アイシャドウできっちりやって、口紅を塗ります。これでお顔の完成です。

お化粧の大まかな流れはどこのお店も大体同じですが、使う道具や手順などが微妙に違うこともあります。

半カツラバージョンの様子

半カツラをつけるお店の場合、先にカツラをつけてからお化粧をする場合と、お化粧の後にカツラをつける場合と、お店によって手順が異なります。

写真はペンション祇園(芸舞妓のお部屋)さんでの体験写真。先にカツラをつけてからお化粧をするスタイルです。

まずは後ろを塗ります。襟足は舞妓さん独特の二本筋を塗り残すやりかたです。

顔に白粉を塗ります。首筋からあごにかけて白く塗り、上の方はピンクの白粉をつけます。あとで粉をはたいたときにほんのりとピンクが浮き出てキレイです。

粉をはたきベースができたところで目と眉を赤で描きます。

赤の上から黒で眉を描きます。今回は見習い舞妓さんなのでアイメイクはしませんでした。通常の変身ならアイラインやマスカラもきちんとやります。

口にも紅をひきます。やはり見習いさんということで下だけにしてもらいました。通常は両方に塗ってくれます。

メイク終了。かんざしを挿してお顔完成。

鏡が目の前にあるか、スタッフさんと向かい合ってお化粧するか

お化粧方法の違いについてもう一つ。美容院のように目の前に鏡があり、スタッフさんがその横に立って鏡に向かってお化粧をするお店と、鏡がなくスタッフさんと向かい合ってお化粧をする「対面式」のお店とがあります。

対面式は伝統的な和化粧の手法で、花街に関係の深いお店はこちらの手法をとっているお店が多い印象です。

対面式の和化粧@華憧
対面式の和化粧@ゆめみる夢
お化粧風景@華陽

こちらは鏡を前にしてお化粧してもらうスタイル。自分の顔が出来上がっていく様子がずっと見られます。

こちらの手法をとっているお店のほうが多いです。

対面式だと完成まで自分の顔を見られなかったりしますが、途中手鏡で見せてくれたりするので、気になる人はお願いしてみるのも手です。

ぷにすけ
ぷにすけ

でも、目を開けてみてのお楽しみも私は好きです。

衣装を着つけます

本物の舞妓さんと同じ方法での着付け

いよいよ着付け。本物の舞妓さんと同じように着付けていきます。

着付け風景@花風

肌着の上に、舞妓さん用の襦袢を身に着けます。

着付け風景@ペンション祇園

襟を付けます。舞妓さんの襟は最初から襦袢に付いているものではなく、襟の部分だけが独立した「つけ襟」です。崩れないようにしっかりひもで結びます

着付け風景@ペンション祇園

好みの着物を選んで着付け。帯を結ぶ前に「しごき」をしめます。赤い帯状の布をぐるぐると体に巻き付けて、お腹を引き締めます。

着付け風景@ゆめみる夢

帯を結びます。つけ帯ではなく、舞妓さんと同じように1本の帯をきちんと結びます。

着付け風景@ゆめみる夢

帯留めをし、帯揚げをつけて完成です。

簡略化した着付けの場合

本物の舞妓さんのように長い帯を結ぶのではなく、セパレートタイプのつけ帯を使うお店もあります。写真は再び夢工房さんの体験写真です。

襦袢を着、続いて「つけ襟」をつけます。

着物を着たら「しごき」をつけます。これでお腹の部分を引き締めます。

帯をつけます。こちらの帯は二部式の帯で、言わば変身用の簡略版。まずは前に出る部分を体に巻き、ひもで縛ります。この時点で帯留めもつけてしまいます。

続いて「だらりの帯」の部分を取り付けます。付け方は浴衣用の作り帯なんかとほぼ同じような要領。

こちらは「ゆめみる夢」さんの作り帯。「だらり」の部分が差し込み式のセパレートになっています。簡易な体験プランを選ぶとこちらの帯になります。

カツラを付けます

半カツラのお店は着付けの前にカツラをつけてしまっていることが多いですが、全カツラのお店は衣装を全部身につけて、最後の仕上げにかぶります。

カツラをかぶせます。

カツラを固定します。襟足部分についたひもでしまり具合を調整。

さらに微調整。生え際部分、カツラやかんざしの乱れを整えます。
全カツラだと生え際はどうしても舞妓さん同様の地毛結いのカンジは再現できませんが、単純に撮影には差し支えありません。

完成です。

ぷにすけ
ぷにすけ

なんとなく体験の様子がイメージできましたか?

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