「白塗りメイクなんてみんな同じ」と思ったら大間違い
着物と日本髪と変身体験が大好きなぷにすけです。
他のページでもちらちら書いてますけど、舞妓変身のお店が数ある中どこにしたらいいか。一体何が違うのか。ここではメイクについて取り上げてみます。
やはり顔をどう描かれるかは重大ですよね~。せっかく高いお金を出して変身するんだから、いい顔に描かれたい!というのは当然。
メイク次第でどうとでもなりますもん。ほんとに化けます。これの当たりはずれは、変身の満足度を大きく左右する重要ポイントといっても過言ではありません。
まず、メイクはそれを描く人の好みやくせが出るものです。それと、描かれる人に対して描く人がどんなイメージを持つかってのも多少?
こう言ってしまうと、「誰に当たるかで変わるからどうしようもないんじゃない?」って話になってしまいますが、やはりお店ごとの傾向は多少なりともあるものです。
メイクスタッフさんもそんなに何人もいるわけじゃないし、技術指導している人は決まっていますから、おのずとその傾向はスタッフに引き継がれます。お店の広告やサイトに載っている写真などを見比べると、ある程度は傾向がつかめるかもしれません。
※ただし、映画村はホントに運です。誰にあたるかなんてわからないしスタッフさんも多いですからね~。
こちらに「お顔比較一覧」を載せてみました。同じ「舞妓」変身でも、お店によっていかに違うかが一目瞭然です。クラシカルに描くお店、現代風に描くお店、キリッとした顔に描くお店、柔らかい顔に描くお店、いろいろです。参考までにご覧下さい。
メイクについてもう1つ。これはメイクのやり方というか、仕様といいますか。映画やTV用のメイクのやり方か、舞妓さんや芸妓さんが普段しているようなやり方か。何が違うかというと道具の違い。
前者のやり方はドーランなどを重ねていくやり方。後者は練り白粉を水で溶いて塗る水化粧。(お店によっては両者の折衷のような方法をとっているところもありますので、厳密に言うときちんとした区別が難しかったりもするのですが‥‥)仕上がり具合がやはり違いますね。
写真だとわかりにくいですが、生で見たときの違いは明らか。ドーランメイクも、もちろん水化粧の仕上がりをふまえてやってはいるんですが、やっぱり違うんですよね。
水化粧ならではの、独特な雰囲気はやはりいいです!舞妓さんをやるなら、やっぱり一度は体験してほしいですね(^^)
技術的なことや仕上がりを細かく言い出すと、お店ごとの違いはかなりあると思います。元舞妓さんが技術指導しているような場合でも、舞妓さんごとに自己流要素があるので、なにもかもが全く同じとは限りません。その舞妓さんが現役だった頃の流行や価値観もありますし、さらに、自分の顔を描くのと他人の顔描くのも違いますからね。
いわゆる「顔師」という方々のお化粧になると、舞妓さんたちが自分でするお化粧とはまた違うようですし、お化粧も気にし出すと本当に奥が深く、おもしろい要素の一つです。