着物と日本髪と変身体験が大好きなぷにすけです。
お店で舞妓さん・芸妓さんの姿になった後は…もちろん写真撮影ですよね。
せっかくの自分の姿、しっかり写真におさめないと。
お店によって若干異なりますが、室内や店内のスタジオ、お店の玄関先などで撮影をした後、さらにお店の外に出られるプランを設けているお店もあります。
この、舞妓・芸妓姿での「外出」の内容も、お店・プランによって異なります。
舞妓・芸妓体験各種「外出」プランの違い
大前提:外出の主な目的は「写真撮影」
まずは大前提として、舞妓・芸妓体験の外出の目的。
お店が想定している基本的な目的は、「写真撮影」です。
着物レンタルのように「自由観光」ではありません。
多くのお店が観光スポットにありますし、せっかくだからあたりを歩いてその風景を眺めながら、記念に写真も撮れたらうれしいですよね。
でも、していいのはそこまでです。
ほとんどのお店で、舞妓・芸妓姿での外出時に飲食や買い物、お店の近隣から遠く離れたエリアへの移動を禁止しています。
自由な観光がしたいときは、舞妓さんの衣装ではなく普通の着物レンタルで
外出プランによくある「散策プラン」と「フォトプラン」の違い
外出プランでよくあるのが「散策プラン」と「フォトプラン」。
お店によって若干名前が違ったりしますが、おおむねこんな感じです。
「散策プラン」は文字通り「散策=お散歩」のみ。
↑でも書いた通り舞妓さん・芸妓さんに変身したあとは、その姿のまま近所を歩いて、写真を撮りながら決められた時間あたりをめぐるものです。
だいたい30分くらいが多いですね。(延長も可)
このプランで気をつけたいのが、スタッフの同行の有無。
これ、おなじ「散策プラン」というネーミングでも、お店によって対応が違いますので注意が必要です。
もう一つの「フォトプラン」は野外での写真撮影がセットになったプランです。
撮影専門のスタッフさん(カメラマン)が外出に同行します。
野外撮影を目的とする外出としては、より完成度の高い写真が得られるプランです。
専門のスタッフさんが付き、もちろん撮影した写真もついてくるので、料金は当然こちらのほうが高いです。
お店のスタッフが同行しない外出プランはここに注意
「フォトプラン」はスタッフの同行が確実にあるのでいいとして、問題は「散策プラン」でスタッフの同行がないケース。
ここで、タイトルの「舞妓・芸妓体験の外出に『付き添い有』をおすすめしたい理由」を挙げますね。
誰が写真を撮ってくれるの?
散策にスタッフさんが同行しない場合、お客さんだけで外出することになります。
お友達同士とかで二人以上いるならいいんですが、もし一人の場合。
写真は自撮りか、道行く人を捕まえてお願いすることになります。
写真はいいから、ただ舞妓姿で歩きたいという人ならいいですが、屋外写真撮影のために外に出るのならこれはマズいです( ̄▽ ̄;)
万が一、着崩れやかんざしがとれたりなどのトラブルがあったら?
慣れない衣装、歩きなれないおこぼや草履での外出。
普通にしていれば、よっぽど着付けが下手くそじゃない限り着崩れることはないと思います。
しかし、慣れないがゆえに自分自身が気が回らなくて、やってしまうことも無きにしも非ず…。
だらりの帯や振袖をひっかけたり、カツラとおこぼで高くなった頭をぶつけたり。
そうすると、思いがけず衣装のトラブルが発生することもあり得ます。
衣装トラブルでありがちなのが、かんざしを落としてしまうこと。
これ、落としたら自分で刺し直さないでください。
慣れない人がやると、カツラを痛めてしまうかもしれません。
もし落としたら、自分で刺さずにそのままお店まで持ち帰りましょう。
いずれにしても、散策中に衣装トラブルが発生したらまずお店に連絡!必ず指示に従ってください。
スタッフさんがその場にいれば、この辺の心配もありませんね。
外国人観光客に囲まれてしまうかも…
京都は世界中から観光客がきます。
外国人観光客の方にとっては、舞妓・芸妓姿はとっても魅力的。
本物か偽物かわからないのもあるし、そもそもそれは関係なく、あの姿自体を写真に撮りたいという方も多いでしょう。
そういった方々に囲まれてしまった場合の対応も、スタッフさんがいない場合は自分たちでしなければいけません。
オンシーズンともなると観光スポットの混雑は半端ではないので、限られた時間の中、慣れない姿でそういったところにも神経を使うのは大変だしもったいないと思います。
そこもコミで楽しめる人はいいと思いますが
スタッフさんが付いていてくれれば、その辺もうまくあしらってくれますし、カメラマンを連れていたりすれば、そもそも声をかけられることも減ります。
「スタッフさんの同行なし」を選ぶなら
そうはいっても、いろいろな理由で「同行なし」を選ぶこともあるでしょう。
スタッフさんの同行をつけると、当然料金は高くなります。
写真は自分のカメラやスマホで撮れれば十分という方は、もちろんそれでいいと思います。
お友達同士で気軽に歩き回るのも楽しいでしすしね(^^♪
変身体験をしない方が同行者(お友達や家族)にいれば、なしのプランでもいいと思います。
それこそ同行者に写真を趣味にしている方がいれば、無理にフォトプランを頼む必要もありませんしね。
ただ、↑で上げたようなところには十分気を付けてください。
そしてくれぐれも羽目を外しすぎないように。
お店の注意事項は必ず守って、舞妓・芸妓姿での散策を楽しんでください(*´▽`*)
私が実際に見て「同行なし」は気をつけないとと思った事例
東山エリア、中でも「ねねの道」周辺は観光スポットも多く、土産物店や飲食店が立ち並び、とりわけ観光客の多いところです。
こちらを歩いていると、外国人の観光客さんが変身体験中の舞妓さんの写真を撮っているところに遭遇しました。
どうやら、通りすがりの変身舞妓さんに写真を撮らせてもらっている様子。
そこに別な変身舞妓さんのグループが通りがかったのですが、なんとこの観光客さん、すれ違う変身さんの腕を掴まんばかりに手を伸ばすじゃありませんか。
自分が撮ろうとしている変身さんの横に立たせて、一緒に撮りたかったようです。
突然手を伸ばされた変身さんは驚いていたようでしたが、距離があって届かなかったこともあり、そのまま通り過ぎてしまいました。
でももし届いていたら‥ちょっと危ないなあと言う感じがしました。
あの格好ですし、突然横から引っ張られたら転んでしまうかもしれません。
きっと夢中になっていて、とっさに手が出てしまったんでしょうけど…。
祇園の舞妓さんが外国人観光客に追いかけられ、着物を引っ張られるなどして困っているというニュースが話題になったことがありましたが、変身さんも関係ない話じゃないなあと思いました。
あの姿そのものに興味がある外国人の方にとっては、本物か偽物かなんて関係ありませんもんね。
もちろん、お仕事で街を歩いているところを追いかけ回されるのと、同じ観光客として観光地を歩いているのとでは全く別物ですが、突然着物を引っ張られたり、そばに立たれたりしたら危ないですし、特に変身さんはあの姿に不慣れですから。
スタッフさんが同行している場合はまだいいですが、変身さんだけで出歩く場合は本当に気をつけないといけないなと思いました。
散策を安心安全に楽しむなら、やっぱりスタッフさんがいたほうがいいな。
スタッフさんじゃなくても、変身してない同行者が一緒がいいな。
少なくとも、舞妓・芸妓姿の人だけで歩くならいろいろ気をつけないと、って改めて思いました。