着物と日本髪と変身体験が大好きなぷにすけです。
冬の京都はいわゆるオフシーズン。
特別なイベントのある日をのぞけば、比較的静かに観光を楽しめる時期に入ります。
京都の四季折々の楽しみを体験できる舞妓変身体験。
今回は、冬の舞妓変身体験におすすめしたいことを書いていきます
オフシーズンの京都ならではいいところ
秋の観光シーズンも一段落すると、いよいよ冬の京都です。
例年1月から3月までは「京の冬の旅」キャンペーン期間で、この時期限定のイベントも目白押しです。
観光オフシーズンに入ることもあり、変身店の予約も比較的とりやすい時期に入ります。
12月の上旬はまだ紅葉が残っていて、間際になっての予約は難しいですが、中旬以降ならだんだん取りやすくなってきます。
お店も比較的空いていますし、散策に出ても人が少なくてのんびり。
お店によっては割引キャンペーンをやってて、ちょっとお得に体験できたりと、なかなか魅力的な季節です。
せっかくですから、この時期ならではの変身体験を楽しみたいですね。
冬の舞妓さん体験で注意したいこと
舞妓変身は衣装が重く暑いというイメージがありますが、じゃあ冬は寒くないのかといいますと、残念ながらそういうわけでもなく、しっかり寒かったりします。
やはり襟が大きく開いているので、そこからくる寒さはなかなか厳しいわけで。
また手元も、手袋をするわけにも行きませんし、重い衣装の褄をとるのはこれまた大変です。
散策に出る場合は、時間や場所など無理のない予定を組みたいですね。
心配な人は外を歩く時間は少し短めにしてみるとか、車で移動する場合は移動中に手を温めるようにするとか。
あとは外に出ないと決めて、外に出られないお店や衣装をあえて楽しむのもアリですよね。
体験後は風邪などひかないよう、お気をつけください。
舞妓さんの冬の装いを楽しみましょう
やっぱり、舞妓さんの冬ならではの装いを楽しみたいですよね。
「冬ならではの装い」のポイントをまとめてみます。
冬の舞妓さんのかんざし
月ごとに変わる舞妓さんの花かんざし。
12月~2月のかんざしは、冬の京都を存分に味わえるものになっています。
裾に綿の入った冬の装い
この時期の舞妓さんの衣装は、裾に綿の入った見た目もあたたかな袷の着物です。
裾の部分が二枚重ねになった、とりわけ豪華な作り。
以下掲載する写真は変身体験のものですが、特に断りがなければ衣装は本物の舞妓さんの衣装です。
冬の衣装は、裾・衿・袖口などが、まるで着物を二枚重ね着しているような仕立てになっています。
二重になった綿ぶきの裾は見るからに暖かそうで、豪華さと華やかさも演出し、まさにこの時期ならでは。
花が少なく寂しい季節を、舞妓さん自体が彩るような感じで大好きです。
衿や裾を見ると着物を2枚重ねているように見えますが、一枚の着物です。
裾のアップ。中に隠れてしまう部分もこんなにキレイ。
実際に着るとこんな感じです。
裾を返したときにだけ見える内側の模様。
この冬の衣装。他の季節に比べると当然重いので、褄をとるのは結構大変です。
籠を持って、褄取りで散策ともなると、なかなかの重労働。
慣れない方、長時間散策される方は紐でからげてもらった方が安心です。
変身店の場合だと二枚重ねになっている着物は無い場合もあるかもしれませんが、袷の着物はどこも必ずありますし、夏よりも衣装の季節感を気にせずお店選びができるのではないでしょうか。
今はないお店の写真ばかり続いてすみません。
こちらは今もあるお店の写真。
華陽さんの着物は本物の舞妓さんが着ていたものではありませんが、追加料金の着物には同じように仕立てた衣装が何枚かあります。
絞りの着物も冬の舞妓さんの定番衣装
「絞り」の着物は舞妓さんの冬の定番衣装です。
この衣装は本物の舞妓さんの仕様ではありませんが、「ゆめみる夢」さんには本物の舞妓さんが着ていた衣装も置いています。
舞妓さんの写真集を見ると、冬の写真には絞りの着物を着た舞妓さんをよく見かけます。
もし冬にお店で出会ったらぜひ候補に!
お正月の正装
舞妓さんは年の初めの始業式に、黒紋付の正装をします。
こちらはその黒紋付の衣装を着た体験写真。
正装だけあって豪華さは格別。
おめでたい柄がいっぱいです。
裾の内側に隠れてしまう部分にもおめでたい柄がいっぱい。
こうした衣装は、それにあわせた髪型も含め、体験できるお店がどうしても限られてしまいますが、着物が好き!と言う方はぜひ一度体験してみてください。おすすめです。
本当の黒紋付ではなくても、黒の衣装にお正月のかんざしでそれっぽく楽しむのもいいですね。
節分のお化け
2月の節分には「お化け」という行事があります。
これもまた、この時ならではの衣装や髪型が楽しめるイベントです。
こちらも本当におすすめ。
冬と言えば憧れるけど難しい「雪」
冬の変身体験で憧れるのが、やっぱり「雪の京都」ですね。
こればかりは本当に、ねらって行くのは無理。
京都市内や近県にお住まいの方なら、天気予報とにらめっこしながら行けるかもしれませんが…。
そして雪ですから、その寒さたるや半端ではないと思います。
でも、もし偶然にもそんな機会に巡り会えたのならそれはもうご縁です。
お天気が悪くなければ、ぜひお外で撮影してください。