着物と日本髪と変身体験が大好きなぷにすけです。
舞妓変身体験を、もっともっと楽しくするのに役立つ着物や髪型の豆知識をご紹介。
舞妓さんの黒髪を彩る、美しい花かんざしは月ごとに変わり、微妙な季節の移ろいを感じさせてくれます。
舞妓さんの5月のかんざしは「藤・菖蒲」です
白い藤のかんざし。衣装の色とも相まってさわやかで清楚な印象です。
こちらは紫の藤です。藤と言えばやはりこの色。
ぶらなしでもボリュームのある縦ラインは、藤の花ならではですね。
他の季節と同様、ぶらのついたデザインのかんざしもあります。
藤の部分が短めで、その下にぶらぶらがついています。
ぶらぶらは取り外しが可能なので、外すとまたガラッと雰囲気が変わりますよ。
あやめもこの季節に挿されます。大ぶりの花が印象的なかんざしです。写真は白のあやめ。
↓は紫色のあやめ。まさしくこの季節を思わせるかんざしですね。
もちろんこれらのデザイン以外のかんざしもあります。お店ごとに品揃えも様々ですので、そうしたところもお店選びの楽しみの一つですね。
芸妓さんバージョンもあります
芸妓さんはあまり花かんざしを挿すイメージがありませんが、実はあります。
都をどりのお茶席に出る芸妓さんは、普段はカツラの髪も、地毛で京風島田に結上げます。
衣装は黒紋付の正装です。
4/1から一か月間行われる都をどり。かんざしも最初は桜ですが、桜も散り会期も後半になると藤のかんざしを挿していることがあります。
小さく控えめな大きさ。さりげない季節の演出が素敵です。
写真はカツラですけど、本来は地毛結いの髪型です。
「をどり」以外でも、若手の芸妓さんはこの小さな花かんざしを挿すことがあるそうです。
あと、島原の太夫さんが挿しているのもこの小さいのですね。
大きいのも華やかでステキだけど、この小さいのも好き。12か月分集めて飾りたい…。
ほかの月のかんざしも見るなら「舞妓さんの花かんざし」のページへ。