着物と日本髪と変身体験が大好きなぷにすけです。舞妓変身体験を、もっともっと楽しくするのに役立つ着物や髪型の豆知識をご紹介。
舞妓さんの黒髪を彩る、美しい花かんざしは月ごとに変わり、微妙な季節の移ろいを感じさせてくれます。
舞妓さんの2月のかんざしは「梅」です
白、ピンク、赤と色とりどりの小さな梅がかわいらしいデザインです。さりげなくビラ止めも梅。
こちらは大きな一輪の梅のかんざしです。お姉さんの舞妓さん向きですね。
2月には「お化け」という行事があります
2月は、3日の節分に「お化け」といって、いつもとは違った扮装をして厄払いする行事があります。日本版ハロウィンのようなものです。
花街でも、芸妓さんたちが色々と仮装したり、舞妓さんもいつもと違う髪型(変わり髷と言います)に結って、町娘風の黒襟をつけた着物を着たりします。
写真は向かって左奥から「おふく」「おしゅん」「割れしのぶ」、手前左から「菊重ね」「おしどり」という髪型です。
「おしゅん」「菊重ね」「おしどり」が、変わり髷になります。
こうなると後ろ姿の集合写真を撮りたくなりますね。
衣装も、時代劇の町娘を思わせる黒襟をかけた着物を着ています。。
こちらは全員変わり髷。手前、青の着物から時計回りに「菊重ね」「おしゅん」「結い綿」「おしどり」「水車」です。かんざしは季節の梅のほかに、「風車」や「くす玉」といった季節のない、いつもとは違ったかんざしを挿します。
風車のかんざしです。髪型は「結い綿」を結っています。
黒襟の舞妓姿を前から。かんざしはくす玉です。普段の舞妓さんの装いとは少し趣が異なります。
ぷにすけ
もちろんこれらのデザイン以外のかんざしもあります。お店ごとに品揃えも様々ですので、そうしたところもお店選びの楽しみの一つですね。
「お化け」に関するこんな本も紹介しています
ほかの月のかんざしも見るなら「舞妓さんの花かんざし」のページへ。