着物と日本髪と変身体験が大好きなぷにすけです。
舞妓変身体験は、季節ごとに違った楽しみ方があります。
美しい季節の風景をバックにした屋外撮影はもちろん、季節によって変わる舞妓さんの衣装もまた楽しみの一つ。
今回は春の舞妓変身体験について、おすすめの楽しみ方をご案内します。
春と言えばやはり桜!
憧れの満開の桜(ソメイヨシノ)
この時期に舞妓さんの変身体験をするなら、満開の桜をバックに写真を撮ってみたい!と一度は思いますよね。
混雑必死ですが、それでもやはりキレイ。
お店の予約もすぐ埋まってしまいますので、開花のタイミングを狙うのが難しいですが、ご予約はお早めに。
予約は、予約の空き状況と開花予想を考えながら。お店にも両方(予約と開花)の状況を確認しつつ。
ソメイヨシノが終わっても…
桜も「ソメイヨシノ」に限定してしまうと、かなり時期が限られてしまいますが、違う桜なら少し時期がずれても期待できます。
↓の写真はソメイヨシノが終わったころの撮影。
ソメイヨシノはありませんでしたが、しだれ桜や八重桜と一緒に写真を撮ることができました。
木の背が低かったので、花に埋もれるような写真が撮れました。
八重桜はちょうど満開でした。
花も大きく、ピンクが濃くて華やかですね。
しだれ桜と八重桜は、円山公園で撮影したものです。
円山公園と言えば思い出す、有名なしだれ桜は終わっていましたが、写真のしだれ桜は公園の外れにあって、まだまだ花が残っていました。
桜と写真を撮りたい!でも時期が‥。
という時でも、場所によっては花が残っていたり、違う花がきれいだったりもします。
散策場所を選べるお店で体験するなら、そのときの良さそうな場所をお店の人に相談してもいいかもしれませんね。
華陽さんは現在散策プランはありません。
桜のあとも花や緑が美しい
桜の後も様々な花が見られ、春は本当に写真を撮るのにはぴったりな季節です。
花だけでなく、緑もまた美しい季節ですから、新緑の美しさもぜひ楽しみたいですね。
というわけで緑がきれいな写真をご紹介。
「花風」さんは閉店されています。
川沿いに柳の緑が鮮やか。
この日はお天気がよかったので、緑が本当にキレイでした。
緑と花。
観光スポットではないので、舞妓さんらしい風景というわけではありませんが、春らしい1枚で個人的には気に入っています。
衣装は明るい黄色の着物に、染めの帯も軽やかな春らしいコーディネイト。
帯はほぼ一目惚れで即決でした(^o^)
お庭やお花がきれいな観光スポットなら、もっと絵になる風景にも出会えます。
たとえばこちらのオフレポで紹介しているしょうざんですが、本当にどこに立っても絵になるステキなところでした。
個人的にはまた行きたい場所の一つです。
この時期ならではの装い|春は「をどり」の季節
春に変身を考えているなら、この時期ならではの変身体験の一つとして、「お茶席の舞妓さん、芸妓さん姿」も候補に検討してはいかでしょう?
お茶席の芸妓さん
「つじ井プランニング」さんは閉店されました。
祇園では4月1日から「都をどり」が始まります。
1日4回、1ヶ月間の公演です。
舞台はもちろんですが、このとき設けられるお茶席もまた楽しみの一つ。
お茶を点てる芸妓さんと、それをお客さんに運ぶ舞妓さん、二人一組で当番にあたり、お茶の接待をします。
写真は、この「をどり」のお茶席に出る芸妓さん限定のお支度です。
お店によっては、このスタイルの芸妓姿を体験することができます。
具体的にどんなお支度かというと、黒紋付きに赤い襟を返し、髪は地毛を京風島田に結っています。
舞妓さんは普段から地毛を結いますが、芸妓さんは普段はカツラです。
始業式や八朔でも黒紋付きを着ますが、このときも髪は地毛結いではありません。
地毛結いに襟を返した黒紋付きという装いは、このお茶席だけの姿なんですね。
帯結びも「重箱」というこれまた特別な形。
お太鼓の「たれ」が出ていないような形です。
かんざしは桜ですが、「都をどり」では月末頃だと藤のかんざしを挿している場合もあります。
こちらは藤のかんざし。
芸妓変身は基本的に全カツラですが、地毛結いで芸妓さんをやってみたい!という方は、こちらのスタイルをぜひ!
もちろん、半カツラで地毛結い風に体験することも可能です。
ちなみにこの体験写真は全カツラです。
お茶席の舞妓さん
祇園以外の花街でも、「春のをどり」があります。
舞台の他にお茶席が設けられるのも同じです。
このお茶席、芸妓さんと舞妓さんの組み合わせが基本ですが、舞妓さん二人の場合もあります。
この場合、お茶をたてるほう(芸妓さんのポジション)の舞妓さんは、黒紋付に奴島田の正装です。
最初にお見せした写真の舞妓姿は、実はこのスタイルです。
桜のかんざしが、お正月や八朔の正装とはまた違う、華やかな雰囲気にしています。
ひと味違う舞妓姿もおすすめです。
おなじ「をどり」のお茶席でも、街によって若干様子が異なります。
私が見た「地毛結いの芸妓さんと舞妓さん」という組み合わせは、「都をどり」と「鴨川をどり」でした。
「北野をどり」では、芸妓さんが地毛結いの年もありましたが、見たのはその1回だけであとはずっとカツラでした。
「京おどり」は舞妓さん二人の組み合わせで、黒紋付きの舞妓さんがお手前でした。
これは街によっての違いというより、その年その年の芸舞妓さんの人数によるものだと思います。
地毛を結ってお茶席に出ると、その日は舞台には出られないだろうし。
古い写真集を見ると、「都をどり」でも舞妓さん二人の組み合わせの時があったようです。