今やすっかり市民権を得た舞妓変身。ちょっと心にとどめて欲しいなあと思うこと。
着物と日本髪と変身体験が大好きなぷにすけです。
今ではすっかり定番化した舞妓変身。京都の舞妓さん変身が本格的にブームになってきて、お店も増え舞妓さん変身をする人がものすごく増えてきた頃、そのことでいろいろと問題もでてきて新聞やTVにまでとりあげられる騒ぎになったのがいわゆる観光舞妓の問題。
ホテルの舞妓変身企画の目玉だった観光舞妓。これは舞妓さんに変身して、そのままの格好で京都市内をタクシーで自由に観光できるというプラン。
問題となったのは、こうした観光舞妓さんのなかに非常にマナーの悪い人がいて、舞妓さんのイメージを崩すと花街などから苦情がでたことにあります。
確かにその人たちはただ旅行を楽しんでいるわけですから、普段の自分でいて何がいけないのという話ですが、観光地や食事処で舞妓さんの格好した人が大騒ぎしたりタバコすったりしてたら、それと知らない一般の観光客は「舞妓さんがあんなことしてる」って思っちゃうわけですよ。
この騒ぎのおかげで、今でこそそういう変身のお店の存在が知られてますが、このころはあまり知られてませんでしたからね。
そんなわけで「この舞妓さんは本物ではありません」なんて看板持って、スタッフがつくようにしたお店も出てきたりしてね。
ま、マナーの悪いお客さんに関しては、本人たちの問題以前にお店側の姿勢にも大いに問題があったと思います。
今現在この点に関してはお店側も気を付けているらしく、ほとんどのお店はスタッフが同伴し変身舞妓であることがわかるようにしています。
ですから逆に「なんちゃって舞妓さん」であることを知られないようにするのはほぼ不可能です。
質のいい店ほど、そのへん特にきちんとしているように思います。
見た目では本物と変わらないデキでも、スタッフが必ず同伴し変身舞妓であることを明示していますので、たとえ本物と見分けがつかないくらいの変身をさせてくれる所であっても、結局はわかってしまうと思います。
あと、最近は変身舞妓の存在がかなり知られていますから、「そうかなー」と思ってみている人が多いことも事実です。
(でも、変身舞妓だとわかっていてもやはりキレイなものはキレイと見てくれますからね。「本物じゃないですよ」って言っても写真を撮ってくれる人がいます。)
それともう1つ。「舞妓さん変身は人気がある」となると新規参入のお店が増ええくるわけですが、そのなかに悪質なお店もでてくるようになり、そうしたお店に対する苦情も増えてきたというのもあったようです。
最近はちゃんと協会も作られていますし、体制も整っているようです。舞妓変身も、観光ができるというのを全面的に売りにしている印象は少ない気がします。
舞妓変身がこれだけ人気があるのも、舞妓さんに対する憧れやステキなイメージがあるからだと思います。やっぱりそのイメージを大切にして変身を楽しみたいものですね。