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写真がとにかくおすすめの舞妓体験店【華憧】

着物と日本髪と変身体験が大好きなぷにすけです。今回はとにかく写真がおすすめの「華憧」さんをご紹介します。

舞妓変身体験においては「カメラマンによる撮影プラン」にほとんど興味のなかった私が、「プロ」に撮ってもらう意味を再認識させられたお店です。

舞妓さんや伝統芸能、「和のこころ」をちゃんとわかっているカメラマンさんならではの「ステキな写真」をぜひ!

ぷにすけの舞妓姿@華憧
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「舞妓の格好をした私」ではなく、「舞妓になった私」に出会えます

華憧さんの魅力の一つは、プロカメラマンでもある小針さんの撮る写真!変身とは別料金にもかかわらず、訪れるお客さんのほぼ全員がこの写真撮影プランを付けるんだとか。(別料金がかかると行っても、プロに撮ってもらう金額としては破格の安さ。)小針さんの写真に魅せられたリピーターさんは本当に多いようです。

私も普段は写真プランにほとんど興味がないのですが、ここには写真目的で足を運んでいます。そこには、単純に「舞妓姿をキレイに撮ってもらう」以上の魅力があるんです。

小針さんが舞妓姿のお客さんを撮るときに大切にしているのは「本物の舞妓に見える撮り方」。ポーズや仕草、表情、全体の雰囲気、「舞妓の格好をした人」ではなく「舞妓」を写すことにこだわって撮影していらっしゃいます。

ぷにすけの舞妓姿@華憧
ぷにすけの舞妓姿@華憧

お仕事で舞妓の格好をした素人さんの写真を撮ることになり、「どうせ撮るなら、本物の舞妓に見えるように撮りたい」と思った小針さんは、撮った写真を本物の舞妓さんも出入りする祇園のお店のご主人に見てもらったそうです。

すると「こんなん舞妓やない」と一蹴。その後も「違う」「舞妓じゃない」と言われながら撮り続けるうちに、いつしか「まあ、ええんちゃう」とのお言葉がもらえるようになったそうです。

この「本物に見える」ことにこだわって写された写真には、言ってみれば「舞妓さんの格好をした私」ではなく、「舞妓の私」を見ることができるわけです。

カメラ目線でかっちりとポーズを決めた記念写真的なものももちろんキレイですし、自然なポーズや表情を撮ってもらったイメージショットが、またとてもステキです。できあがった写真はまさに「舞妓さん写真集」。

撮影場所、撮ってほしい写真のイメージなど、いろいろと相談しながら決めることもできますので、そんなところも楽しみながら「写真集撮影」の一日を満喫してはいかがでしょう。

伝統の美とその心にも触れる変身体験ができます

小針さんの本業はカメラマンなので「なるほど、カメラマンだから写真がステキなのね」と単純に思いがちですが、実はそれだけではありません。

本職の顔師の元に弟子入りして修行を積み、伝統芸能の世界に深く携わった経歴もお持ちなんです。その経験が、ステキな写真と深みのある舞妓変身体験の源になっています。

ぷにすけの舞妓姿@華憧
ぷにすけの舞妓姿@華憧

カメラマンとしてのお仕事がきっかけで、京都一流の顔師や着付け師、衣装屋さんやカツラ屋さんといった方々と接する機会を得た小針さん。

出入りするうちに『写真を撮るなら裏方のことも知っていた方がいい。興味があるならやってみないか。』と声をかけられ、顔師のお師匠さんに正式に弟子入りすることになったそうです。実際に、舞台やお祭りの出演者の顔を描く経験もされています。

そうした経験は、化粧の技術はもちろんですがそれ以上に、伝統の世界の「しきたり」や「心」といったものにも深く触れる経験になったそうです。そうした体験をふまえて施される舞妓さんのお支度はもちろん本格的ですし、体験時に伺うお話も興味深いお話ばかりです。

「しきたり」と「伝統」、華やかな舞台を裏から支える職人の「技」と「魂」。「白塗りのお化粧ができる」という以上に、そうした世界に実際に身を置くことでしか得られない経験が、「華憧」の変身体験をより深みのあるものにしていると言えます。

カメラマンさんのやっているお店と言っても、ただお支度をして写真を撮ったらおしまいではない舞妓変身体験を、ここでは楽しむことができます。

ぷにすけ
ぷにすけ

「舞妓に見えるように撮る」ことができるのも、この経験と決して無関係ではないのでしょうね。

「本物」の持つ美しさに触れる体験ができます

お店で実際に舞妓さんのお化粧をしてくれるのは、小針さんの奥さんです。

奥さんも、小針さんと同じお師匠さんからお化粧を学んでらっしゃるので、その技術は伝統的な顔師の技に則ったもの。(お祭りの稚児行列や、鷺舞の踊り手さんの顔を描いた経験もあるそうです。)

対面式のお化粧@華憧
対面式のお化粧@華憧

顔師という「他人の顔を描くプロ」の、伝統的な技を体験できます。

そして体験で身につける舞妓さんの着物は、すべて本物の舞妓さんが着ていた着物。懇意の置屋さんから譲ってもらったものなどで、一般の変身店のように決して枚数は多くはありませんがどれも本当にすばらしい着物ばかりです。小物類も少ないながら質が高く、正に少数精鋭のラインナップ。

『「本物」には、やはり「本物」にしかないオーラがある。実際に「本物」に触れてその良さ、「本物」にしかないオーラを感じて欲しい。』と小針さん。体験時はぜひ「本物」の品々の美しさ、オーラも感じてみてください。

舞妓さんの花かんざし

写真は華憧さんで変身体験をしたのをきっかけに本物の舞妓さんになった舞妓さんが、舞妓を卒業するときにお店に持ってきてくれたものだそうです。

使い込まれた舞扇、愛らしい花かんざし。舞妓さんとともに過ごしたこれらの品々もまた、 「本物」だけが持つオーラを放つ品々です。

本物の舞妓さんの衣装、伝統的な顔師の技、そして日本の伝統美に精通したカメラマンさんの目線で撮る写真。お支度の課程も体験後の写真も満足度は高いです。

とにかく写真はおすすめですね。写真をメインに考えている方にはもちろんですし、今まであまり写真プランに興味がなかった方にも一度は経験してほしいです。舞妓さんや伝統芸能、「和のこころ」をちゃんとわかっているカメラマンさんならではの「ステキな写真」をぜひ!

ぷにすけ
ぷにすけ

舞妓変身体験における「写真」に対する認識が、ちょっと変わるかもしれませんよ。

お店の基本情報

住所京都市上京区寺之内通り浄福寺東入ル
電話番号075-451-4145/小針(こはり)さん方
営業時間10:00~日没くらい
定休日不定休
料金舞妓20,000円 プロ写真撮影はCD-Rデータ付き\7,000から。
備考受付は一日一組限定です。
半カツラは襟足も地毛を使います。髪の長さはセミロング(肩を超えるくらい)、前髪は手で押さえて目にかかるくらい必要です。
夏用の衣装は素材が繊細なので扱いが難しいです。お召しになるのは舞妓体験にある程度慣れてからぜひ。
おうちに猫がいますので、苦手な方やアレルギーのある方は体験が難しいかもしれません。
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