着物と日本髪と変身体験が大好きなぷにすけです。
舞妓変身体験を、もっともっと楽しくするのに役立つ着物や髪型の豆知識をご紹介。
舞妓さんの黒髪を彩る、美しい花かんざしは月ごとに変わり、微妙な季節の移ろいを感じさせてくれます。
舞妓さんの7月のかんざしは「うちわ」「お祭り」です
涼しげな花の土台に、夏らしく「うちわ」があしらわれたかんざしです。小さなうちわの一つ一つにも小花があしらわれていて、手の込んだかんざしです。
こちらは「お祭り」のかんざし。これもお花の土台にうちわのモチーフ。
なんで「お祭り」のかんざしかというと、お祭りの時期限定のかんざしだから。
「お祭り」とはもちろん、夏の京都の風物詩「祇園祭」です。
反対側から見るとこんな感じ。髷に挿す部分がひときわ華やか。
涼しげな銀色の土台にうちわのモチーフが散らされています。
この髪型は「勝山(かつやま)」といい、ふだん「おふく」を結っている舞妓さんがこの期間だけ結う特別な髪型です。
後ろからも。
「割れしのぶ」や「おふく」との違いがわかりやすいと思います。
髷の両脇から挿されている梵天(ぼんてん)というかざりも、この髷ならではのものです。
「勝山」の写真はこちらのページにもあります。
こちらも勝山にお祭りのかんざし。
かんざしと相まって、まるで時代劇のお姫様を思わせる髪型です。
このお祭りのかんざしですが、うちわ以外にも様々な夏らしいモチーフで作られます。
毎年違うデザインのものが作られるそうなので、変身店によってはいろいろなデザインに出会えるかもしれませんよ。
割れしのぶの舞妓さんもお祭りのかんざしを挿します。
ほかにも夏のかんざしをご紹介します
こちらは、お花にトンボをあしらったかんざし。
写真だとちょっと見づらいのですが、ピンクと水色の胴体に薄い羽ときらきらお目々がわかりますでしょうか。
髪型はおふくです。
前に挿している櫛はつまみ細工の櫛ではなく、きらきら光る糸を巻き付けた涼しげなものになっています。
こちらは夏の花、鉄線をモチーフにしたかんざしです。
花も草も全体的にシャープな作りで、涼しさを感じさせるデザインです。
もちろんこれらのデザイン以外のかんざしもあります。お店ごとに品揃えも様々ですので、そうしたところもお店選びの楽しみの一つですね。
ほかの月のかんざしも見るなら「舞妓さんの花かんざし」のページへ。