着物と日本髪と変身体験が大好きなぷにすけです。
ずいぶんと前、このサイトの2代目掲示板の頃でしょうか。
こんな話題が掲示板で盛り上がりました。
「踊りのポーズで写真撮るだけじゃなくて、本当に踊れたらいいですよね」
「本当に三味線を弾けたらかっこいいですよね~」
「その三味線に合わせて踊ったりとか」
「本当のお座敷みたいですね!」
「私、三味線やってたんですよ」
「踊り、始めてみようかな」
「そういう変身舞妓のお座敷、やれたらいいですね」
「っていうか、そのテーマでオフ会やりましょう!」
‥盛り上がるだけ盛り上がってから開催するまでに、結局2~3年はかかってしまいましたでしょうか。
しかし、とうとう実現に至りました。
今回はペンション祇園さんでお支度をし、姉妹店かにかくにさんのお座敷を使わせていただきました。
いつものオフとは少し違った緊張感と、楽しさあふれる充実の体験になりました。
どうぞご覧ください。
雰囲気を出すため、背景を黒にしてお届けしています。
外は雨降り
お天気はあいにくの雨模様。
でも今日は散策しないので、あまり気にしません。
元は置屋さんだったというペンション祇園さんのお店は、いつもちょっと薄暗く、昔の日本家屋らしい風情を感じさせます。
撮影の時はそれが味にもなり、仇にもなり。
今日はお天気のせいで、一段と薄暗いです。
見知った仲間が集まると、お支度よりもついついおしゃべりに花が咲いてしまって、なかなか準備も始まりません。
お店が貸し切りのためなおさらです。
お互い促し促されながら、ようやく一人二人と準備が始まります。
お支度は2階の部屋で。
順番待ちの人、お支度が終わった人は、1階でおしゃべりしたり写真を撮り合ったり、時々2階の様子を覗いてみたり。
雨降りの静かな空気、薄暗い和室に日本髪・着物姿の人たち、なんだか時間の流れ方が普段とは全く違って感じられます。
カメラを準備中です。
そうそう、今回は珍しくお支度してる最中の写真を撮ってませんでした。
どうやらおしゃべりの方に夢中だったようです(笑)
お支度の終わった人はまたのんびりとくつろぎながら、他の人が仕上がるのを待つ‥。
時間はゆっくりゆっくり流れていきます。
おこたを囲んで一休み
なんだか本当に置屋さんの一風景のようです
写真撮影もぼちぼちと、お互いのカメラで撮り合います。
ついつい人のことばかり撮ってしまって、自分の写真があまり手元にない状況に。
写真をチェックする桃代さん。
やはりこの部屋の暗さは、諸々の調整が難しいです。
撮りながら確認しながらの撮影。
そのころ姉さんたちは
こちらは芸妓さんチームのお二人です。
今回はお二人とも三味線担当。
早速、来るお座敷(?)に向けての練習です。
弦を調整するみちとせさん。
「ふりをしているだけ」ではない本物の姿は、何気ないところでもきまっています。
みちとせさん・もえぎさん
同じ芸妓さんでも、それぞれ趣の異なる装い。
舞妓姿も華やかですが、やっぱり芸妓さんがそろうといいですね~。
お二人とも華があってステキです。
お稽古風景
外は雨
薄暗い部屋の中に響く三味線の音
表通りからこの音だけを聞いていたら、どれだけ想像をかき立てられることか
撮影タイムです
ようやく全員のお支度が終わり、本格的に撮影タイムです。
ライトを当ててもらい、雰囲気がありつつも明るいきれいな写真が撮れました。
もえぎさんは島田の半カツラで地毛結い風に。
青のお着物に帯揚げの赤のコントラストがステキです。
みちとせさんは黒のお着物。
三味線を持つ姿も決まっています。
舞妓チームのもう一つのテーマは「お化け」
2月なので、今回もう一つのテーマが「お化け」。
舞妓チームはそれぞれ、「お化け」にちなんだ装いになっています。
私ぷにすけは町娘風に、黒襟のかかった衣装にくす玉のかんざし。
この黒襟の衣装は節分限定です。
桃代さんは、正面からはわかりませんが髪型は結綿です。
着物は草木に雪が降り積もった、冬らしい上品な一枚。
淡い色柄の着物に、かんざしや手絡のピンクがかわいらしさを添えています。
rinさんは、勝山に添え毛をしてお姫様風に。
勝山と言えば舞妓さんが祇園祭の期間に結う髪型として知られますが、お化けの時にもこんなお姫様アレンジで、変わり髷として結われるそうです。
着物は、かわいらしい若草色の小紋柄。
定番のカメラを構える芸舞妓の図も…
こちらはオフ定番の、芸舞妓がカメラを構える図。
そして、本来おもしろ写真として公開すべきこの手の写真が、とてもムーディーに撮れてしまってる写真がこちら↓
本来ならおもしろ写真扱いになるはずの一連の写真ですが、なんだか妙に雰囲気のあるステキな感じに。
背景を黒にしてみたら、意味なくかっこよさ倍増です。
このへんのすだれ越し写真は、次回はカメラを持たせないで撮りたいところですね。
オフの時は、自分もそういう格好をしているはずなのに、そんなことは忘れたように人の写真を夢中で撮ってしまいます。
今回のオフはとりわけそんな状況だったようで、みんながみんな、人の撮った写真をもらわないと自分の写真がろくに手に入らない有様でした(笑)
美妓アルバム
舞妓さんの写真集にあったタイトル、拝借しました。
だって本当に「美妓アルバム」なんですもん。
後編に続きます